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#StayWith 『コンテイジョン』

あああ

POZIのウェブサイトでは、新型コロナの影響で外出が制限されている中でおすすめしたいコンテンツを、各メンバーそれぞれが紹介するコラムを「#StayWith」シリーズとして展開していきます。今回は、伊藤からのおススメの映画を紹介させていただきます。

「コンテイジョン」は2011年公開の作品ですが、新型コロナウイルスの流行を予見していたかのような内容で、いま再び注目を浴びています。新型ウイルスが発生し、驚異的なスピードで世界中に流行が広がり、医療体制は崩壊。体育館に並ぶ簡易ベッド。パニックになりトイレットペーパーを奪い合う人々。ネットのデマを信じて怪しげな特効薬を買い求めようとする行列。当時はあくまでも映画の中の話でしたが、いま見ると、それは確実にわたしたちの身の回りで起きていることで、日常がどれほどかけがいのないものだったのかということを改めて感じさせられます。

そして、パニックや偏見などの元凶はウイルスではなく人々の恐怖心かもしれない。だからこそ落ち着いた対応が必要だというメッセージが示唆されていて、新型コロナウイルスの流行の渦中にある今こそ、観ておきたいストーリーです。

この映画のラストには、ウイルスが誕生した原点が描かれています。ネタバレになってしまうので割愛しますが、ラストを観たときにわたしは、星新一のあるショートショートを思い出しました。

 

ある村に突如あらわれた大きな穴。

「おーい、でてこーい」

と叫んだ若者がいましたが、底からは何の反響も返って来ません。

石を落としても反響がありません。

どこまでも続く底のない穴は、ゴミ捨て場として使われるようになり、

動物の死体から原子炉の廃棄物まで、さまざまなものが捨てられるようになります。

そして、それからしばらく経ったある日。

空から、「おーい、でてこーい」という声が聞こえて、石が一つ落ちてくる・・・。

 

今まで自分たちの経済活動を優先してきた人類の上には何が降りかかるのか。新型コロナウイルスも、環境破壊や地球温暖化がひとつの要因になっているという説もあります。スリリングな展開と豪華な俳優陣が演じる群像劇は、純粋に映画としても楽しませてくれますが、コロナ後の世界をわたしたちはどう生きていくのか。そんなことも考えるきっかけになる作品です。

(POZIプランナー 伊藤恵)