ホームプロジェクト事例子どもたちから大人たちへ「暑さ対策」をプレゼン。「小学生SDGサミット」のワークショップをディレクション

プロジェクト事例

子どもたちから大人たちへ「暑さ対策」をプレゼン。「小学生SDGサミット」のワークショップをディレクション

子どもたちから大人たちへ「暑さ対策」をプレゼン。「小学生SDGサミット」のワークショップをディレクション

2019年7月6日、東京・お台場の「日本科学未来館」で、「小学生SDGsサミット~小学生が考える日本の暑さ対策~」(主催:朝日小学生新聞・読売KODOMO新聞、共催:株式会社伊藤園)が開催されました。POZIはこの「サミット」のメインコンテンツとなる小学生によるワークショップのプログラム開発とディレクションを行いました。

「小学生SDGsサミット」は、朝日小学生新聞と読売KODOMO新聞、それぞれの読者計18名がグループワークを通じて、小学生ならではの柔軟な発想で、身近に取り組める地球温暖化への対策を考えようという企画です。慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科の蟹江憲史教授によるSDGsをテーマとした基調講演の後、SDGsの「ゴール13:気候変動に具体的な対策を」をテーマとした小学生によるグループワークには、蟹江ゼミの大学生の皆さんがファシリテーターとして加わり、朝から夕方まで、まる一日をかけてディスカッションしていただきました。小学生による発表内容やワークショップの様子など、詳しい内容は下記のリリースが発信されていますので、是非以下のURLをご覧下さい。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000025.000034365.html

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蟹江教授ご自身でも「小学生に直接SDGsの話しをするのは初めて」ということや、小学生の皆さんのディスカッションを大学生の皆さんがファシリテートするなど、今回の「サミット」には様々な挑戦的な要素が含まれていましたが、蟹江教授や朝日小学生新聞の別府薫編集長、読売KODOMO新聞新庄秀規編集長、一般社団法人アツいまちの中島雄平代表理事など、講評にご参加いただいた皆様のご協力も得て、「A」「B」「C」の3グループに分かれた小学生たちがそれぞれに、オリジナリティにあふれる素晴らしい「暑さ対策」の発表をすることができました。短い準備期間の中でのプログラム開発やワークショップデザインには苦労しましたが、発表内容の素晴らしさはもちろんのこと、参加した小学生の皆さんが楽しそうにワークショップに取り組み、満足して帰って頂けたことが、プログラムデザイン担当として、何よりの喜びです。

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"Aチーム:「生ごみは植物の栄養に」 Aチーム:「生ごみは植物の栄養に」

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Bチーム:「グリーンカーテンで地球を救おう」 Bチーム:「グリーンカーテンで地球を救おう」

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Cチーム:「クーリングエコボックス」 Cチーム:「クーリングエコボックス」

「サミット」当日の蟹江教授の基調講演の中でも、SDGsの達成には「誰一人取り残さない」ことが大切だと説明されていましたが、SDGsも地球温暖化/気候変動も、お年寄りから子供達まで、全ての人々に深く関わる問題です。これまで子供達が自分たちの考えを私たちのような大人に向けて発表する機会は少なかったと思いますが、これからはこの「サミット」のように、子供達も若者も大人たちも、皆で力を合わせ、知恵を集めて話し合い、行動していくことが求められるようになるでしょう。POZIも微力ながら、今後とも、そうしたお手伝いに力を尽くしていきたいと思います。

ワークショップ内で使用したワークシート

(POZI サステナビリティ・プランナー 池上喜代壱)