11月3日（火・祝）、 「渋谷スクランブルスクエア」の共創施設「SHIBUYA QWS」とともに「POZIとQWSが問うSDGs」を開催しました。

「渋谷」と「こども」をテーマにSDGsでワクワクする今と未来を問いかけ、多種多様な分野からキーパーソンの方々に登場いただいて、トークセッションを展開しました。

Session１＜渋谷×SDGｓを問う＞『ギャル式ブレスト:マゼンダ・スターを渋谷から世界へ普及するには？』～ギャル式ブレストで自由な発想を！～

「誰一人取り残さない世界」を実現するために東京大学の学生が中心となって立ち上げた「マゼンタ・スター（協力者カミングアウトマーク）」について、QWSチャレンジ2期生バブリースクールが考案した「ギャル式ブレスト」を実施しました。

「ギャル式ブレスト」とは、ギャルとのブレストを通して発想の広がりを体感、イノベーションを創出する体験型のプログラムです。

バブリースクール・バブリーさんファシリテイトで、Black Diamond from 2020のあおちゃんぺさん、Empower project発起人 東京大学 飯山智史さん、一般社団法人渋谷未来デザイン 事務局次長　長田新子さん、QWS エグゼクティブディレクター 野村幸雄さん、そしてPOZI SDGｓプランナー 池上喜代壱がブレストに参加。

参加者の肩書非公開・敬語禁止・あだ名で呼び合うなどユニークなルールのもと、まっすぐな意見と固定概念にとらわれない沢山のアイデアにあふれた、笑いの絶えないセッションとなりました。

「流行りは作るのではなく、イケてるものを作ればみんな真似する」というあおちゃんぺさんの鋭い意見が、マゼンタ・スターの今後の展開にどう繋がるか！？POZIは引き続き追っていきたいと思います。

Session２＜こども目線×SDGsを問う＞『幸せな未来へ　こどもたちの”感性の余白”』～「決めつけない」ことで広がる可能性～

テレビ東京「シナぷしゅ」プロデューサー 飯田佳奈子さん、絵本作家 長田真作さんに、POZI 月野木麻里が進行役で入りお話を伺いました。

お二人は、相手がこどもでも大人でも、受け取り手に押し付けないことを大切にされているそうです。

民法初の赤ちゃん向け番組「シナぷしゅ」のお話では、「あかちゃんはこういう感じのものが好き」「あかちゃんだからこういうことはまだ分からない」といった決めつけをせず、可能性を広げてあげることの大切さを感じました。

また、長田さんの絵本にも「こういう風に感じてもらいたい」という形はなく、受け取り方は見る側に委ねられています。

クリエイティビティあふれるお話しには刺激が多く、こどもの創造力や可能性にワクワクしました。ともすると大人が定義しがちなSDGsも、こどもの豊かな発想を邪魔せず、理解の「手助け」をしていけるようになりたいです。

Session３＜こども目線×SDGsを問う＞『親子の対話を通じて描く、持続可能な未来像とは？』～対話で育てる、世界を想像する力～

マルチクリエイター・ビジネスプロデューサー 小沼敏郎さん、スターツ出版オズモール編集長 額奈緒子さん、SDGｓMAGAZINE副編集長 内村佳世さん、QWSコミュニティマネージャー 星川和也さん、進行はPOZI 御園生浩司でお送りしました。

額編集長の「SDGｓはわたしファースト」、小沼さんの「こどもにとっても世界は関係のないものではない」という言葉が特に印象的でした。

自分が幸せになったら、誰かも幸せになる。自分の生活は世界につながっている。

SDGsネイティブとも言われる今のこどもたちにとって、環境に優しい行動は自然なことであったりします。大人が気づかされることは多くありますし、日々の対話から、自分の生活と世界のつながりを想像できる力を育てることが大切だと感じました。

今回全てのセッションでは、杉浦しおりさんによるグラフィックレコーディングを行いました。多様な登壇者のお話の通り、にぎやかなイラストになりました。

ご来場・ご視聴いただきましたみなさま、ご登壇いただいたみなさま、そして本イベントに関わって下さったすべてのみなさま、本当にありがとうございました！

今回のイベント内容は、POZIが出版する書籍にも収録予定です。詳細は、今後こちらのアカウントとPOZIのHPにて発信していきます。続報をお楽しみに！

（POZI サステナビリティ・プランナー　井上慶美）