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【レポート】長田真作×小泉今日子が「子どものアート脳を育てる」 をテーマに熱く語り合いました!

【レポート】長田真作×小泉今日子が「子どものアート脳を育てる」 をテーマに熱く語り合いました!

新刊絵本『ごろごろごろ』『ざわざわざわ』発売を記念し、2020年12月20日にBook&Café Bar BAGONEにて、絵本作家 長田真作氏と女優 小泉今日子氏によるクリスマススペシャルトークイベントがオンラインで行われました。

長田さんは『ごろごろごろ』『ざわざわざわ』を描いた時の心情を「脳でも体でも、読んでいる人の何かを揺さぶりたいよね、と思って描いていた。アートというのは僕の中では、何かを見たり体験したりした時、あ!ゆさぶられたな今、と感じる感覚だなと思う。」と語りました。長田さんは幼少期に、絵を描くときには素直な気持ち、自分が感じたことをそのまま表せばいいのだということを、父がさりげなく教えてくれた気がするそう。

これを受けて小泉さんは、「アートは見るものに、想像させる余白を与えますね。これが正解・不正解という教え方をしたら絶対にダメだと思うんです。」と意気投合。読書家の小泉さんは、子どもの頃、本を読むにつれて頭の中で物語が飛び出す絵本のように映像化されていく感覚が好きだったそうです。

また先日行われた、小泉さんが設立した株式会社明後日主催の公演“asatteFORCE”での長田作品の朗読会では、長田さん自身感じたことが多くあったそうです。「目で読んでいるのと声に出して読むのは全然違い、小泉さんのリズムのようなものが感じられて、絵本の新たな発見だった。人によっていろいろな音やリズムで読んでいるんだろうと思い、それがアート脳を育てるのだろうと思う。」と言い、まるで作詞作曲した絵本が歌い手を得たようで、その絵本が特別な作品になったと語りました。

最後に、お二人が感じるアート脳とは「理屈でわからないこと、簡単にはわからないことを考えること。子どもは、大人が忘れてしまった感性や視点を持っているので、大人の押し付けでなく、一緒に考えることが大切なのでは。」と結んでいました。

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長田新作さんの新作絵本「ごろごろごろ」、「ざわざわざわ」について、詳しくはこちらをどうぞ。