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【コラム】「誰かの未来から、わたしの未来へ」メンバー自己紹介:伊藤恵

メンバー紹介(伊藤)

はじめまして。POZIプランナーの伊藤です。

小さな声を大きくして、世の中に届けたい。だったら広告会社でスキルを身につけて、社会課題を解決する武器にしよう。そんな思いを抱き入社して、はや十数年。コピーライターとして広告制作に携わる一方、POZIでの活動をスタートさせることになりました。

「あんたを中心に地球はまわっているんじゃない」と母親に100万回言われた自分勝手な人間が、なぜPOZIに参加したのか。きっかけは大学時代のくやしい経験でした。発展途上国における子どもの人権問題の研究で、保護施設のあるタイに行ったときのことです。施設の子どもたちと交流することで、問題解決の糸口を見つけたいと思っていました。しかし、子どもたちは精神的ショックから立ち直れていないと言われ、結局会うことすら叶わなかったのです。帰国後、論文を書き終えたあとも胸の奥に小さな針が引っかかっているような感覚がつづきました。自分一人の力なんてたかが知れている。でも何もしないでこのまま終わるのはくやしいので、とにかく動き出そうと思いました。自分には何ができるのか。いまも走りながら考えつづけています。

POZIに参加するタイミングで子どもが生まれ、これからの世界について以前より考えるようになりました。知らない誰かが過ごしている漠然とした未来が、大切な人が過ごすかけがえのない未来に変わる。わたしの中で変化が起きたように、未来の地球を自分事できるのは、ほんの小さなアイデアかもしれません。誰かの未来から、わたしの未来へ。意識が変われば、世界が変わる。そう信じてPOZIの活動をつづけていきたいと思います。